社会保険労務士 工藤総合保険事務所

今月のQ&A(質問と答え)

有給計算に影響するパートの勤務時間


 パートの年次有給休暇について、何か留意すべき点がありましたら教えてください。

 週所定労働時間が30時間以上の一般労働者が6ヵ月継続して働き、全労働日の8割以上出勤したときには10日間、以後初めての年次有給休暇(年休)発生から2年間は1日ずつ、それ以後は2日ずつ増えて最大で20日まで年休を付与しなければなりません。

一方、週所定労働時間が30時間未満のパートタイマーなどについては、週の所定労働日数か1年間の所定労働日数かで年休の付与日数が定められているため(下表参照)、1日の労働時間数が異なれば有給に差が生じることがありますので留意すべきでしょう。
たとえば週14時間労働する場合に、1日7時間・週2日間とした場合と、1日3.5時間・週4日間とした場合とを比べると、全労働日の8割以上出勤した場合に付与される最初の年休の日数は、それぞれ3日、7日となります。
したがって、有給の計算の基礎となる時間数は、前者は21時間分(7時間×3日)、後者は24.5時間分(3.5時間×7日)となり、後者の方が3.5時間多くなります。

なお、パートタイマーの1日の労働時間を長くする場合であっても、労働時間が8時間を超えれば、割増賃金が必要になります。

年次有給休暇の付与日数
週所定労働時間が
30時間未満
の労働者
週所定
労働日数
1年間の
所定労働日数
勤 務 年 数
0.5年 1.5年 2.5年 3.5年 4.5年 5.5年 6.5年
以上
4日 169日〜216日 7日 8日 9日 10日 12日 13日 15日
3日 121日〜168日 5日 6日 6日 8日 9日 10日 11日
2日 73日〜120日 3日 4日 4日 5日 6日 6日 7日
1日 48日〜72日 1日 2日 2日 2日 3日 3日 3日
上記以外の一般の労働者 10日 11日 12日 14日 16日 18日 20日

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